今月13日ぐらいにConoHa + KUSANAGIの環境からs3 + CloudFrontの環境にブログを移設しました。
で、アクセスの少ないこのブログでは負荷はないので「だからどうした」なのですが、静的ページを表示しているs3 + CloudFrontよりも動的ページ(WordPress)であるConoHa + KUSANAGIのほうが速いかもしれません。
次のグラフはgoogleサーチコンソールの「クロールの統計情報」のものです。ブラウザへの表示速度ではなく、単純にダウンロード速度と思われます(未確認)。
1月半ばまでがConoHa + KUSANAGI、後ろのほうがs3 + CloudFrontです。グラフの重心がやや上の方に移動してしまっています。
s3 + CloudFrontといえば爆速、というか静的ページなので遅いわけがないのですが、動的ページのWordPress(KUSANAGI)がそれに匹敵する理由としては次のものが考えられます。
- htmlファイルのキャッシュは効かせていないのでCloudFrontだけで完結できず、毎回s3まで問い合わせが発生している(CloudFrontを挟むだけ遅くなっている)
- アクセス数が少ないのでawsのリソースが最低限しか割かれていない
- ConoHaのSSDとKUSANAGIのチューニングが効きまくっている
スパイクしなければs3 + CloudFrontは本領発揮しないですし、s3単体との比較でないと公平ではないかもしれません(SSLを使うにはCloudFrontを使う必要があります)。KUSANAGIに移設したときの計測で100msを切ってきていたので速度向上はないことは予想していました。
それでも、静的ページの鉄板構成であるs3 + CloudFrontとWordPressが匹敵するどころか、WordPressのほうが速いかもしれないというのは驚きでした。改めて、計測の重要性を思います。
むしろKUSANAGIがすごいんでしょうね。
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