fedora 25が22日にリリースされました。早速DELLのNew XPS 13 (9350) にfedora 25 + cinnamonを入れてみました。いくつかの問題が解消されています。

休止状態に対応はまだダメなようです

fedora 24ではハイバネーションはデフォルトで非対応でしたが、fedora 25では何もせずに使用できました。stableリポジトリにpushしたというチケットがあるので、正式対応のようです。……が、どうも結構な確率で復帰時に再起動がかかります。結局fedora 24と同じような手順が示されています

クリーンインストール時のswapパーティションがメモリ8GBに対して7.5GBの確保だったのでやや少なく、ここは罠になりそうです(※swapには圧縮して保存するため、必ずしも使えないわけではないです)。

タッチパッドが正しく動く

前回はxfceを入れたので正確にはバージョンアップの問題ではないかもしれませんが、デフォルトでタッチパッドに対応、スクロール方向もナチュラルスクロールでした。

シャットダウン時に待たされる問題は継続

シャットダウン時にfirewalldがタイムアウトするまで待たされる件はそのまま残っていました。バグチケットにも報告が挙がっていますが、修正はされなかったようです。
それでも、タイムアウトまで3分だったのが90秒になりました。……あんまり変わらないですね。

とりあえず今回は /usr/lib/firewalld/zones/FedoraServer.xml のcockpitの記述を削除しました。それで一応はきれいにシャットダウンしましたが、再現性がどうかまでは確認していないです。
休止状態が使えるようになったので「シャットダウンしない」という選択肢を使えるので、自分としてはそれほど困らないだろうと思っています。

2016-12-11追記:まだきれいにシャットダウンしないことがあります。LUKSでディスク暗号化をすると再現性が高いようで、私の環境もそうなっています。systemdのgithub issues #1620「Stopped (with error) /dev/dm-1」が解決すれば何とかなるかもしれません。